たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

ツカミはOK!な映画/ブルーベルベット


Blue Velvet

もう
この導入部のシークエンス
デヴィッドリンチでしかないね

白い柵青空
赤いチューリップ
ビビットな色彩の美しい画なのに
なぜか怪しげ

リンチの世界に
ようこそ
だね

Wikiより
大幅な予算の削減と引き替えにファイナル・カットの権利を得て、その才能を存分に発揮した本作が成功を収めたことによって、リンチにとっては本作が新たな転換点となった。またこの作品は、ジャンルを問わず複数の題材を多く盛り込むという以後のリンチの作風を確立させることとなる。

リンチの後の活躍にとって
重要な作品

予算と引き換えに
それを手にした

そして
<イージーライーダー>以降
一旦くすぶり
地獄の黙示録>以降
干されぎみだった
デニスホッパーにとっても
この作品の怪演により
彼のキャリアの
その後の大活躍につながる
重要な作品


物の配置により目の錯覚を利用したのか
もしくはキャメラのレンズか
実際の大道具小道具の大きさを加工したり
トリック的な手法で
部屋のサイズを欺く

おそらく短い廊下が
異常に長く見えたり
狭い部屋が横に広く見える

それらが
観客の不安を増幅する


赤と青
リップスティック
ハイヒール
ビロードのソファークッション
などなどなど
大胆で
刺激的な映像の数々

事件が解決した後の
殺戮現場の部屋の外廊下の壁の色が
怪しく美しい
黒でもなく
コゲ茶でもなく
紫がかった黒
リンチのセンス

どこまでもどこまでも
リンチのイマジネーションの産物
リンチのワールド