たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/美女と野獣

あまりに評判が良いので
遅まきながら
美女と野獣>を観に行った

観終わった後
妻は云った
「文句なし!」
「これこれこれ、これがミュージカルだよ~♪」

どこかの映画と比べて
大満足のようだった

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アニメや漫画の実写化というと
どこか違和感を感じるが
これはまったく感じない

有名な二人が躍るシーンに至っては
まったく
アニメを再現してみせた

英国の俳優たちによる
フランスを舞台にした
米国ハリウッドの映画

難点は幾つもある

-その1-
重要と思わせた
父親が作ったからくりオルゴールが
狼に襲われた後
なんで
物語に絡めず放置して終了するのかな?

-その2-
ジャンコクトーの<美女と野獣>の野獣が
イノシシの化け物のような造形なのに比べ
この映画の野獣は
イケメンすぎるのが
欠点

-その3-
ベルを「変わり者」と村の人たちが言うそうだが
そのエピソードが欠けていて
「変わり者」という言葉だけが独り歩き

この映画の大きな主題は
他者との「違い」にある
人間と野獣
ゲイ
有色人種

それでも
見かけで人を評価してはいけない

ベルは自分自身を「変り者」というが
そういう風には感じないので説得力に欠ける

などなど
色々とイチャモンも入れたくもなる

とにかく素晴らしいのは
セットだね

今では
プロダクションデザインというけど
美術だね
セットだね

とくに
村のセットが素晴らしすぎる

ロケーションの美しさで魅せる映画に対して
この映画のように
美しく精巧なセットを見せる映画には感動すら覚える
ハリウッドのバカ力だね

おそらく
作品賞(ミュージカル・コメディ部門)の
候補に挙がるので

もしも
作品賞受賞となれば
アニメ版&実写版
両方での受賞という快挙となる

そんなことも
気が早いが楽しみだ


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