「スーパー8」といえば
学生時代に映画研究部に所属した人や
8ミリで自主制作映画を撮ってた人は
すぐに『ピン!』くる、、、
フジの「シングル8」に対して、コダックの「スーパー8」
それぞれのカメラは
互換性のない独自のフィルムカートリッジのため
現像後の色味もまったく違い
スーパー派かシングル派で分かれる
コダックはマゼンダが強く
フジはシアンが強い
まったくの好みの問題だが
たいがいは
「親が持っていたカメラがたまたまフジだったから」とか
「友人から借りたカメラがたまたまコダックだったから」など
色味に対するこだわりでカメラやフィルムを選ぶことはほぼ無く
機材やフィルムは「たまたま」であり
そのこだわりよりも
「とにかく映画を撮りてぇ~!」という思いが
何よりもましていたと思ふ
この映画は
そんな映画少年少女が主人公
<桐島、部活やめるってよ>同様
8ミリで自主映画を撮っていた人間には
ニヤニヤする映画になっている
ついでに、個人的なこと
高校時代
スポーツ部を挫折して
学校帰り毎晩のように
歌舞伎町のディスコに入りびたっていた頃
校内で
たまたま「映画研究部」の部室を発見した
窓越しに中を覗きこむと
次回作らしいヤクザ映画の打ち合わせをしている班と
サスペリアのようなオカルト映画を撮ろうとしているチームが
狭い部屋の中でギューギュー詰めになっていた
オレは中学時代から映画が好きだし
このギューギューとした感覚は
毎晩踊っているディスコのフロアとかわらない
(少々色気はないが、、、)
そう思い、その場で部室のドアを叩き、入部した、、、
そして
しばらくした頃
「タクシードライバーのような」映画を目指して初監督した
ディスコの夜遊びは変わることがなかったが
一方では
8ミリのフィルムをいじくって徹夜で編集作業をしていた、、、どっちも楽しい♪