Apocalypse Now
デニスホッパーがラリって
撮影が再三混乱したとか
マーロンブランドが
ゴネまくった上
すごくデブってしまって
コッポラのイメージが崩れたとか
いろいろ
いろいろ
本作よりも
撮影じたいのエピソードが豊富な映画だ
そのへんに詳しくは
<ノーツ・コッポラの黙示録>という本がある
フランシスフォードコッポラ監督の
「地獄の黙示録」制作過程の全記録
撮影に付き添った妻・エレノアコッポラによる
普段の生活
次々に起こるトラブルを記録する
撮影秘話
このクレイジーな作品
クレイジーな映画撮影において
スタッフやキャストの姿も語られる
莫大な予算と時間を費やし
コッポラ監督自身
苦悩し苦闘し疲弊する姿が綴られる
映画ファンには非常に興味深く
映画本としても
単なる読み物としても面白いので
<ハートオブダークネス>も生まれた
映画好き
地獄の黙示録好き
コッポラ好きは
必ず読むべき一冊だ
というか
読まなくてはならない
ある意味
本編よりも面白い
地獄の黙示録を称して
センスがイイなぁと思ふ
ビーチからジャングルの奥まで
彼と彼らが目にしていく光景を描いた作品
ミイラ取りがミイラなっていくラスト
そもそもにある内的狂気と
外的要因=恐怖から発せられた狂気の物語
ロバートデュバルが海岸でバーベキューする場面と
<影武者>で武田軍が野営する場面が
キャメラとライティングが似ている
<野獣死すべし>の後半
カーツ登場シーンと重なる
いずれの映画も
日本で公開されたのは昭和55年