たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/フィツカラルド

なんだろうね
河ってやつは
ボクの心をすごく揺さぶるね

べつに
カヌーをするわけでも
川釣りが趣味なわけでもないけど
河のそばにいるのが好きだねぇ

海も
勿論好きだけど

河は
進んでいくと姿を変える
地形を変え、速度を変える
ドキドキするね
ワクワクする

冒険心を刺激するのは、断然、河だね、、、

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ヘルツォークの<フィッツカラルド>
ひさしぶりに鑑賞した

この映画は
ちょうどコッポラが<地獄の黙示録>を撮った
同じ頃に公開された

そして内容も共通する
同じような川下り(というか上り)モノ
神に憑りつかれた男の狂気の物語

どちらも刺激的で力強い作風だけど
<フィッツカラルド>の船で山を越える物語には
圧倒的なエネルギーを感じる
まさに神業

空飛ぶ船に乗る白い神を彼らはジャングルをさすらい探し求めている
いつの日か白い神が彼らを死も悲しみもない国へと導いてくれると信じて、、、

物語は
ジャングルの奥地にオペラハウスを建設することを夢みる男の話し、その資金獲得の事業のために誰も手を付けない土地、凶暴な原住民たちが支配する更に奥地へと船で進む、そして河の地形から激流の支流を上手に利用するため船を山越させるアイデアを生む、しかし途中原住民に取り囲まれ絶体絶命の危機に瀕すが、原住民たちは彼を「白い神」と考え、彼の望む通り船を山越させることに協力する、しかし作業の途中原住民に死者が出ると、彼らは「白い神の男」を神ではないと悟る、が、急流の悪霊を鎮めるために、、、

主人公は
ヘルツォーク組のクラウスキンスキー
アドレナリンがドーパミンが出通しの狂気の男を演じる

CGを使わず
本当に船を山越えさせる
CGではない本物の凄さを知るための、本物の映画とはコレ、、、

4.5☺

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