たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/ヘイトフルエイト

 1、レザボアドッグス
3、ジャッキーブラウン
4、キルビル1&2
6、イングロリアスバスターズ
7、ジャンゴ。繋がれざる者
そして8本目が、ヘイトフルエイト
 
けっして期待を裏切らない
タランティーノの8本目の作品<ヘイトフルエイト>

しかし
興行収入をみると 第一週目にも関わらずトップ10に入っていない
3か月経過するSWよりも、あぶデカよりも下位ということで
日本では「タラちゃん印」は、人気ブランドではないらしい
 
なので
余裕をかまして上映30分前に劇場に到着
すると、どーにか最後のチケットをゲット!大ヒット上映中やーん!
一足遅れの隣のカップルが悔しそうに映画館を後にした
 
最後のチケットの席は最前列の最端
予告を見ただけで首がこってきた
 
昔々は
最前列の中央がお気に入りの場所だったが
六本木の東宝シネマズはスクリーンと客席が近すぎる
最前列の端の席はきつすぎる
この席なら割引してくれー!

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以下、ネタバレあり
 
<遊星からの物体Ⅹ><殺しが静かにやって来る>に確実にインスパイアされた本作品
<遊星からの物体Ⅹ>では最後まで生き残ったカートラッセルが
こちらの作品では思ったより早めに死す
 
かわって本作で最後まで生き残る2人が
この映画の象徴
 
二人の登場シーンが
あらかじめ予定されていたストーリーから加わった存在であり
この二人を除いてのヘイトフルな8人なのだが
 
残った二人
白人と黒人、北と南
力を合わせて悪人を懲らしめる
その後の「正義の国」へとたどる歴史の始まり
ちょっと極端にいえば米国の「国威高揚映画」プロパガンダ映画といえるし
反D・トランプ的な映画と言えなくもない
 
リンカーンの手紙が凄く良いアイデア
実は本当にリンカーンから送られてきたのではないかと思えてしまうほど
最後の朗読のシーンが感動的だ
 
70mmのサイズが有効に使われているので
スタンダードなサイズなら
室内ではもう少し大振りになるパンがスムーズに動くうえ
奥行き感と舞台劇向きなサイズをチョイスした
さすがタラちゃんの良いセンスと思う

いうわけで、
今回も期待を裏切らないタラちゃんでした、、、


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PS
細かいはなしだが、、、
 
ドアの板を蹴ったところで
釘が外れるのは柱側のクギだけのはずだが
なぜかドア側のクギも外れるのが気になった

タラちゃんは同じようにキルビルでも
日本のテーブルにクギなんか使われているわけないのに
栗山千秋の足をクギで刺した

タラちゃん作品は
細かいこと言いっこ無しで楽しもー!