「映画史上最も怖い」と称した映画
1988年オランダ・フランスで制作された
<ザ・バニシング消失>が日本の劇場で初めて公開された、、、
世界的な評価がされていたにも関わらず
日本では実に30年間も埋もれていたわけだ
その間
タラちゃんの<キルビル>など
多くの映画に大きく影響を与えていたのだから
こういう作品はリアルタイムで公開されるべきだ、、、
物語は
バカンスに出かけるカップルが立ち寄ったサービスエリアで女性が行方不明になる。男は3年の月日が経っても行方不明になった女性を探し続けている。そこに犯人の男が現れ「真実を知りたければついて来い」と促す。そして、真実を知るために彼女がたどったと同じようにするか?それを拒否して真実を知ることが出来なくても犯人を殺すか、警察に突き出すか?
時系列をたどって、犯人側と男の両側を描き
観客も真相をたどり、そして真実へと進む、、、
真実を知らずに、しかし女性が生きているのと
真実を知ったが、女性が死んでいたのでは
あなたならどちらが良い?
そして終盤
男は犯人から睡眠薬の入ったお茶を勧められる
「目が覚めた時に彼女と同じ運命をたどり真実が知ることが出来る」と、
グロいシーンはなく
サイコパスの犯人の思うようにゆかない誘拐の過程を描いたり
主人公の男が新しいパートナーを得ても
彼女を連れながら行方不明になった女を探す過程を描いたり
映画の構成や演出はなかなか良い
すべては
真相は何か?
真実を知ることが全てなのか?を問う
あなたならどうする?を考えながら
映画は終点に到着する、、、
3.5☺