ボクの長男が高校2年生の時、部活で脚を骨折した、通学先の駅は朝夕の通勤通学ラッシュの酷さで有名な駅だ、そこをノタノタと人をかわしながら学校に向かうのは大変苦労であったろう、そんなとき、普段優しさの微塵もみせないクラスメートが手を貸してくれた、驚いた長男に彼は言ったそうだ「オレも同じ経験しているんだよ、たいへんなんだよな通学って」それ以降長男が良くなるまで、毎朝その子が付き添ってくれたそうだ、、、
今回のパリ五輪で銀メダルを獲得した女子団体、早田ひな選手はリザーブ選手の首に銀メダルをかけてあげ一緒に写真を撮った、前回の東京五輪では早田こそが悔しい思いを抑えてリザーブに回ったのだ、リザーブ選手の気持ち黒子に徹してチームを支えた労い、早田だこそ理解できることだったのだろう
マイノリティとはちょっと違う、分かりあえる者同士、気持ちを共有できる数少ない者同士、ボクの好きなテーマ、、、
今回、本作品を半年ぶり2度目の鑑賞ながら、あらためて良く出来た作品と感心する、、、英国のことわざ、夜明け前が一番暗い、夜明けには希望を感じる生き物、新しい夜明けがやって来る、、、
濱口と三宅は別格、是枝と黒沢の時代も終わったわけではないが、、、このふたりは新しい時代の希少なズバ抜けた才能だ、この作品でも前半のモノローグがとてもいい、頭のいい人が書いたホン(脚本)だと分かる、、、ヘタをすると福祉系のVPみたいになりそうだが、それは16mmの画像からの影響でもある、なぜに16mmにこだわるのか?、単にバジェットの少なさではないだろう、デジタルとの対比で分かりやすくフィルムの質感がもっとも伝わるからか、こういう小さな、それでいて魅力的な作品には相応しかもしれないが、、、
4点 「生クリーム苦手なんで」、「炭酸飲むのやめてくれませんか?」、しば漬け、本馬込(馬込、西馬込駅はあるが本馬込駅は存在しない)、たい焼き、洗車、お守り、カセットテープ、プラネタリューム、、、