ボクの好きなタイプの映画、どっぷり文明社会資本主義消費社会に浸っているボクが言うのもおかしいが、文明批判社会批判に満ちた映画、世の中を皮肉ったシニカルな映画は大好きだ、、、
「強者が弱者を支配する、それが不当で不公平だ」
みんな勘違いしている人が多いのだけど
先日あることがあって役所の係りの人にもいったのだけど
「平等」と「公平」は違うんだよ
体重80キロのマッチョと40キロのおばあさん
同じ20キロの重さの箱を持たせるのは「平等」
だけどこれは「公平」ではない
大金持ちが100円を払うのは痛くも痒くもないが
日々食うのにも困るような貧乏人が100円を払うのはキツイ
同じ100円っていう意味では「平等」だけど「不公平」だよね
あ、映画の話しから大脱線してしまった、、、
「人間は言葉よりも行動で決まる」
立派な言葉で何かを語るより
何をするか(したか)で人間は評価されるべきだね、、、
人里離れた山奥で暮らす一家、母親の死をきっかけに社会に踏み入る、、、あけっぴろげで隠し事のない家族、時に呆れながらもそれぞれの考えを尊重する、社会常識には捉われない、そういう主人公であり、家族、ま、子供たちの場合社会常識を理解できていないが、社会と関わらず生きている家族だから、勿論テレビもネットもないから、それはつまらないのではなく、ゆったりと時間があるから色々なことを深く学べる、本を読み、ギターを弾き、戦う術を身に着け、動物を捕獲し、それをナイフで捌く、、、すべて自分自身のために身に着ける、生きるための知恵、しかし社会には活かせない知識でもある、交わらなければ活かせない、、、ボクにとっては傑作、素晴らしい一本、、、