一か月ほど前の公開からほぼ全上映回で満員札止めだという、普段イメージフォーラムのようなアート系ミニシアターなどには足を運ばなそうな若者たちが大勢やって来ていた、、、
等身大のストップモーションアニメ（便器やテーブルが実物でそれに合わせた大きさで造形されている）、その労力を思うと見ているこちらが疲れてしまう、実際70分ほどの作品ながら30分の尺で十分お腹いっぱいになっただろう、、、しかも実物大だから物量もハンパない、手で伸ばす範囲ではどうにもならないから行ったり来たり動き回ることにもなる、想像するだけだが恐ろしい仕事量だ、、、そして、絶え間なく動くキャメラ、しかも全編を通して1カット、作品自体はヤンシュバンクマイエル（代表作＜アリス＞）の影響が思い切り色濃い、そして本作も今後の作品たちに多大な影響を与えてゆくのだろう、、、
3.5点（アイデアと忍耐の賜物）
