たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/ハーダーゼイカム

 

酔っぱらったにせよ、本音を言った警察は日本にもいたよ、昔、警察の人と飲む機会が何度かあったけど、そいつはかなり酔っぱらって「俺は何でもできるからね、あんたの会社だって潰すこともできるんだよ」べつに俺が何か悪いことしたわけでもなく、警察がその気になれば悪いことしてない奴さえも潰すことができると言いたいのだ、これが警察の心の底にある、警察権力、国家権力、支配者側、たまたま剣道部だか柔道部だかにいて、そんな子供が学校卒業していきなり力を持ってしまい「選ばれし者」みたいに教育受けると、こうなっちゃうんだよな、、、日本の警察も他の国と程度の違いはあれ根本は同じなんだよ、俺たちにはお前らを動かせる力だあるんだと本気で思っているし、そう思わずにはこの職を全うできないと脈々と教え込まれてきている、それが警察組織、、、

 

おかしな法律はなくさないと、もしくは改めないと、それが出来るのが民主主義国家であり、それがなかなかできない国は権力の支配力が強い国と言える、それの最たるものが独裁国家だ、、、その法則によれば、日本もそこそこ支配力が強いと言えるかもしれない、、、

 

映画の中でたびたび目にする警察の腐敗、この、昔はなかなか見ることが出来なかったカルト的になっていた本作は、最初は田舎から出てきた若者が厳しい社会の中から這い上がり昇りつめてレゲエスターになるまでを描いた映画かと想像していたんだが、まったく違った、、、むしろ道を踏み外した若者の姿、しかしそこには権力や社会に対する怒りが内包されている、、、70年代前半、ジャマイカにもあったニューシネマは傑作だった、、、

 

ボブマーリーとの2大巨頭ともいえるジミークリフの名曲の数々、、、主人公と女の自転車デートシーンのショットが美しい、長玉のショット、逆光のロングショット、、、

 

若者の危うい軽さ、よくいえば軽快さ、向こう見ずな自信、ポジティブな空想家、それでも動き出さなければ何も始まらないし何も生まれない、若さの特権、、、

 

 

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