ロッセリーニの名作＜イタリア旅行＞を恥かしながら初めて鑑賞した、、、
CMか何かでロンクショットが連なる映像見せられたことあるけど、ロングが続くと気持ち悪いね、なんだろ人間の心理的な何かメカニズムに因るところがあるのか、1カット1カットは綺麗でもそれが連続すると不快に感じる、、、いい監督ってロングの使い方が上手い、多用する監督は信用できない、、、本編を観てそんなことを考えていた、そしてパン、ここでのロッセリーニのパンは的確、正しいパンの使い方を教えられる、、、
倦怠期の夫婦がイタリアを旅行する話、その旅先での小さなことが夫婦間にも小さな亀裂を生み、次第にそれが大きくなる、ラストのクライマックスでの群衆シーンは圧巻、離れ離れになる恐怖と二人の精神的な繋がりが重なる瞬間を捉える、さすがロッセリーニ、、、
今回、DVDでの鑑賞では白が飛び黒が潰れている有様、コントラストがまったくない状態の映像だったのが残念、良い状態でもう一度観てみたい、、、
