「働き過ぎだよ」
これは昔から彼女が日本人を指してよくいうことだ
「なんでそんなに働く?」
とくに彼女はバブル時代の日本をよく知っている
ヨーロッパ人は自分らの考えや価値観が絶対だと疑わず押し付ける
ヨーロッパ以外のアジアやアフリカや南米は
まだその考えを理解をできず
自分らがそれを教えてあげていると思っている節がある
「こんな疲れる国脱出して、イタリアにおいでよ」
でも彼女の住む土地では暮らせない
周りに何もないのだ
石の家
吉幾三が昔歌っていた唄のようだ
ま、インターネットは見れるようだが、
ボク「コンビニもないじゃん」
「そんなのいるか?コーラなければお茶飲めよ、お茶がなければコーヒー飲めよ、今いる?今ないとダメ?」
ボク「近所に飲み屋やレストランもないだろ?あっても何時までやってるのさ」
「車で30分行けばあるよ、7時半までやってるし」
ボク「ぷっ、7時半、、、結局さ、日本人が働くのは便利のためなのさ、誰も働かなくなったら今の便利な生活はできないよ、それを手放したくないのさ」
「便利じゃなくても幸せだよ、じゃ、便利な日本に住んでいる日本人は皆んな幸せなの?」
幸せかどうか以前に
便利な生活をどうしても手放せない自分がいる
いや、ボクだけではないはずだ、、、
帰り道の繁華街
どの店も多くの人で賑わっていた、、、恵比寿、午後11時
おそらく東京中の街すべてが同様だろう
そして街の灯は朝まで絶えない、、