JIYUGAOKA8丁目
ホンサンスの中編映画
かつての韓国人の恋人クォン(ソ・ヨンファ)を追いかけて、日本からソウルへとやって来た日本人男性モリ(加瀬亮)。モリはクォンに結婚を申し込むつもりでいる。しかし、ソウルへ来たもののクォンとなかなか出会えない。モリは韓国で過ごす日々を記した彼女宛の手紙を書き始め、それはいつしか大きな束になった。その手紙は人を介してクォンへ届けられるが、クォンはそれを封筒から取り出すとき誤って中身を散乱させてしまい、手紙の順序が分からなくなってしまう。クォンは仕方なく、どの順序で起きているか分からないモリの出来事の記録を読み進める。(観客にも、次々に描かれるモリのエピソードがランダムで、どの順番で起きたのか分からない)手紙に書かれていたのは、カフェ「自由が丘」を経営するヨンソン(ムン・ソリ)と行きずりの恋に落ちたことや、たどたどしい英語での韓国人たちとの交流、そこで起きる摩擦や友情の様子だった。モリは、どこへ行くにも『時間』と題する本を携えていた。日本の英文学者・吉田健一の時間論で、人間にとって現実の時間は決して一方向に流れてゆかず、あちこちで渦巻いたり逆流したりしていると論じている。この映画も1つの方向へは進まず、そこへさらに登場人物たちの夢想が入り込み、モリとクォンの関係もナゾを残したまま、物語はユーモラスに進行してゆく。(Wikiより)
順番が分からなくなってバラバラになったエピソードを、本編では順番を無視して並べていくが、それでも観客は混乱することがない、そこらへんが巧い、、、
順番は兎も角、最後までにエピソードのほとんどが披露されるので
物語は成立しているが、ひとつだけ抜けているエピソードがあることに気づき気になる、が、、、あ、最初のシーン!手紙をバラまいてしまった場面で、拾い損ねて失った1枚、エピソードがそれなのだね!、、、再び、巧いね、、、
「傑作」とか言われることもなく、評価も高いわけではないが、ボクにはドはまりだった!、、、かなり好きなタイプの映画、、、ホンサンスの評判の他の映画よりも、ボクはコッチが大好きだ、、、だから客観的にはまったく「傑作」ではないけど、ボクにとっての埋もれがちな傑作、、、
自由ヶ丘っていうと
東京では目黒区にある人気の街だけど
道が狭くて歩きにくい街だよね
この映画のこの街は
静かでキレイでノンビリした雰囲気で
ちょっと行ってみたくなった、、、
ま、2夜連続で観ようっと!