たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

天然妻A/2011.3.11

 

2011.3.11

ボクは遅い昼食を立ち食いソバ屋でとっていた

経験したことのないほどの大きな揺れに突然の襲われ

あわてて丼を置いて外に飛び出した、、、

 

人々は車道の中央に集まって上を見上げていた

みんなビルが崩れないか心配していたのだ

 

ボクは自分の家が潰れていないか心配になり

すぐに駆けって戻ったが

さいわい家は無事で、愛犬だけがいた

犬もどんなに怖い思いをしただろう、、、

 

ところで

いるはずの妻と次男が家にいない

 

あとで訊くと

家から徒歩で10分ほどの病院に行っていたが

地震が発生してすぐに家に戻る気が起きなかったそうだ

 

『ぜったいに家は潰れている!』と、そう確信したそうだ

うちは築50年ほどなのだ

 

家が潰れた悲惨な光景が頭によぎり

現実の実際に潰れた家の状況を見るのを拒み

 

スタバに入り抹茶フラペチーノを次男と頼んで

しばらくそこにいたそうだ

いかにも妻らしい、、、

 

ボクは家や会社の無事を確認してから

もっとも取引をしている企業を訪ねた

 

そこには社長以下、役員も従業員たちに混じって

テレビから流れてくる東北で起きている津波の光景を

息を殺して、そして時にどよめきと共に釘付けになった

 

その後

従業員たちは

会社を早めに切り上げ、徒歩で家路を目指した、、、「帰宅難民」

 

忘れようにも忘れられない記憶

東京でもそうだから、東北の被災者の方々のことを思うと、、、

 

今年はコロナに隠れて大きく報道されないけど

東北の人たちの瑕と、ボクたちの記憶は一生消えない、、、

 

f:id:toughy:20200311113205j:plain