フランクボーゼージ監督
ジャネットゲイナー&チャールズファレル主演
<第七天国>の黄金トリオによる
でも<第七天国>よりも有名でなく埋もれがちながら
<第七天国>にも負けないほどの優れた作品
兎に角セットが素晴らしく
画が美しい
映画芸術だね
女は母親からの暴力により抑圧されている(ボーゼージの作品にはたびたび家庭内暴力が描かれる)、貧しい一家を支えるために、幼い弟妹たちのためにも毎日労働の日々、そのため貧しく、無教養だ、、、ティムはウォレンの部下、しかし態度のでかいウォレンは上司であってもひるむことはない、そして二人はそのまま同じ戦場へ向かう、そこでもやはりウォレンが上官でティムに命令する、、、気に食わないティムを危険を承知で最前線に送り、ティムは案の定下半身不随となり帰還した、、、少女だった女は18歳になっていてティムと仲良しになり、じょじょに恋心が芽生えていく、ティムも無教養だった女を成長させていく、、、そんな頃に再びウォレンが二人の前に現れ、美しくなった女を奪おうと画策し略奪しようとするのだが、、、
最後は非常にベタなストーリー展開になってしまうのだが
シンプルながら心を打つ
白黒の美しい映像と
セリフを必要としない
むしろセリフはこの作品にはムダなようにさえ思える
サイレント映画の美点が発揮される典型的な優れた作品
まさにモーションピクチャー!
<第七天国>は映画ファンとしては絶対に観なくてはならない重要な作品だが
是非ともコッチも併せてみて欲しい、、、
ラストシーン、連れ去られそうになった汽車は去った、、、
戦場から帰還した男、ふたりの再会、、、
女がダンスパーティへ、男は歩けるようトライするが、無念、、、
家庭内暴力、母親が娘を睨みつける、、、