何度観ても飽きないどころが
ますます好きになっていくアントニオーニの<太陽はひとりぼっち>
最初からアントニオーニが多用する
窓、フレーム(額縁)でみせていく
その先にあるキノコのような塔であり
タバコの吸い殻(灰皿)であり
OUTとINを行ったり来たりやっている
人が生きるために
もしくは人の周り或るもの全てを見せてから
それじゃ、それらが全てなくなったらどんな世界が待っている?って訴えるように
金、金、金、建築物、建造物、装飾、乳母車、馬車、車、ドラム缶の中の水、人類の祖アフリカ、、、キノコの塔はまんま性欲
物質と欲望の不誠実な文明社会
こんなものがきれいさっぱりなくなって
また地球はリセットされる
アントニオーニの世界観には
荒廃して残された人類と蝕まれた文明社会って予想図はないんだよ
「無」、、、総てを失う不安と恐怖だけ、、、
P.S
繰り返しになるけど 、
こないだのボクの記事を読んでいない人に、下、再び、
犬が登場するね、モニカの愛犬、名前は「ゼウス」
ゼウスは、ギリシャ神話の主神たる全知全能の存在、、、全宇宙や天候を支配する天空神で、人類と神々双方の秩序を守護・支配する神々の王である、、、全宇宙を破壊できるほど強力な雷を武器とし、多神教の中にあっても唯一神的な性格を帯びるほどに絶対的で強大な力を持つ、、、まさにキングオブゴッド!(Wikiより)
そしてアントニオーニはこういうことやるんだよね
どんな映画でも顔が切れてるショットを入れてくるんだよ
ほんまおもろいおっちゃんやなぁ
あんたも好きね~