見逃していた
<ありがとう、トニエルドマン>のDVDが出たので
さっそく借りて観た
いきなりファーストシーンがいいね
なんや、このケッタイなオヤジ
何が始まるんだ
何なんだこのオヤジというふうに
俄然興味が沸いてくる
ツカミはOK!
全編手持ちでの撮影
常に微妙に揺れている
物語は
ふざけたキャラのオヤジと、キャリアウーマンで笑顔もほとんど見せないお堅い真面目な娘、愛犬を失い悲しみの中にいるオヤジが突然娘の前に現れる、そしてふざけたサプライスを連発するが、娘は喜ぶどころかオヤジをウザがる、娘の仕事生活の迷惑になると悟り一旦去ったオヤジだが、トニエルドマンという別人として再び娘の前に登場する、こんどは娘の助けになりそうな雰囲気もあったが、何も助けにならず娘の前から再び消える、、、
オヤジの娘への愛情表現が
ほんとウザいんだけど
滑稽で、そして哀しくもあるんだよね
親の愛情は相手には伝わりにくいのだよね
でもね
こんなフザケたオヤジは現実にはなかなかいないが
少なからずどんな父親でも
このオヤジと根本的には同じに思う
娘が心配
心配と口に出さず
何か行動で和らげたいが、空回り、、、
堅くならず、リラックスして、殻を破る、弾ける、自分を開放する
それを娘に伝えたい『あんまり気張るなよ』と伝えたい
それが娘が無理やり歌わせられたGreatest Love Of All♪であり
それにつづく裸パーティ
ユニークなキャラ
ユニークな映画
半引退状態(長期休養中)のジャックニコルソンが
ハリウッドでリメイクを熱望していると言うが、、、
キョトンとさせられ
爆笑させられ
ホロっとさせられる、そんな、かなりいい作品だ
父親を持つ女性
娘を持つ父親には
尚更心にくる作品と思う、、、
4☺