このタイトルは知らなかった
「面白いから」と、次男に勧められて受け取ったDVD
ルネクレールの
「傑作」と呼ばれることがない埋もれがちな「傑作」
昔
キムタクと田村正和が
宮沢リエを奪い合うようなテレビドラマがあったと思うが、
若い男と初老の男が
ひとりの若い女をめぐる恋の駆け引き
物語は
友人の娘を預かることになった映画監督の初老の男、娘の可愛らしさにすっかりお気に入りとなり、男を近づけないようにする、、、男の優しさに娘の心も男に傾くが、男は年の離れた友人の娘を受け入れることはできず、ぐっと我慢我慢我慢、、、一方、可愛がっているスタッフの若い男は最近恋人を他の男に奪われたばかり、監督は若い男に恋の指南をする、、、若者はたまたま街で見かけた娘に監督から教わったとおり口説くうち、徐々に若い男女の関係は深まっていく、、、しかし、その娘が監督が大切にしている娘だと知って、男は身を引こうとするのだが、、、
初老の男も
優しく地位も金もあり魅力があるのだが
それとは真逆の若い男に女の気持ちは傾いてしまう
おじさんとしてはおじさんを応援したくなるのがこの映画、、、
当時のパリの街が美しい
いつものルネクレールのスタジオ内のセットではなく
ロケ?それとも、オープンセット?
オープンセットだとしたら、凄すぎる、、、
リュミエールを彷彿させたり
スコセッシの<ヒューゴの不思議な発明>で見た
メリエスの使用していたようなガラスのスタジオが登場したり
いつもパリの隅っこを描いていたルネクレールが
「巴里祭」のようなロマンスと
「自由を我等に」のようなコメディの
両方を兼ね備えてパリど真ん中で男女3人の恋物語を描く、、、
「金持ちがいいか?」
「いいえ」
「やはり二枚がいいか?」
「いいえ」
「年は?」
「年齢は関係ないです」
いかにも年寄りが大喜びしそうな若い子との会話(萌え~
なにニヤニヤしてんだ、オヤジ!(はい、真顔)