最近のトピックスで
「コバルトブルー」以来
200年ぶりに新しい「青」色が発見されたというね
「YInMnブルー」と名付けられたとか
そのように
青色は非常に細かく分類され
多くの色調を持っているんだね
そういう意味での分類ではないが
映画の世界でも「青」に関する言葉がある
日本人の映画マニアには
「キタノブルー」という言葉は
よく知られている
北野武の映画の画調をさして
言うんだね
もともと
「メルヴィルブルー」という言葉が
いわれていたんだけど
タケシは
そもそもメルヴィルを知らなかったといいながら
一方で「<サムライ>は好き」と言っていた
<気狂いピエロ>を観たことがないと言いながら
そのゴダールは溝口の影響を受けたと公言するが
タケシは当初
「ゴダールは知らない」
「気狂いピエロなんて観たこともない」と言っていたんだね
正直に
「影響受けた」とか「リスペクトしている」といえばいいんだけど
タケシは「オリジナル」「自分の発想」ということに拘りがあり
その辺は認めたがらない節があると感じる
(「コマネチ」もせんだみつおの発案らしいが
タケシ本人はこの件に関して発言していない)
ま
タケシはともかく
メルヴィルのブルー
美しく
そして
ちょっとダーク
夕景から夜景の時間帯のブルー
センスがいいね
ストーリーを補完する色使いなんだね
地下道での処刑シーン
処刑場から救出の場面
ベルトルッチっぽい感じ
赤い詰所、赤い車のホイール
画が沈みすぎるから
こういう配色に計算されているんだろうね
ひと手間加えているんだね
やっぱり
よく考えられている画作りしているね
PS
テレビモニターをカメラで撮ったので
色が正確に出ていない画像ばかりで
失礼