たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/孤独な場所で

本当は凄く優しい男なのに
些細なことに腹を立てカッとし過剰な反応をする男
短気は損気だね、気を付けないとね
 
でも
これはなかなか改まらないよ
スイッチの入り方が早い規格になっているから
ある意味人間として欠陥品ともいえるんだね
そんな人が時々いるよね
 
そして
いつもそれが原因で仕事に失敗し
恋人や友人を失っていく
ある意味、暴力よりも
人が去っていくことの方が怖いことだよ、、、

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ニコラスレイ監督
ハンフリボガート、グロリアグレアム主演
<孤独な場所で>
 
 
原作では
凶悪な殺人鬼を主人公の設定にしているが
撮影と並行してニコラスレイが脚本を改変につぐ改変を加え
「殺人鬼」は「短気な男(しかし異常なほど)」に書き換えられ
彼の初期の代表作であり
フィルムノワールの傑作に仕上げた
 
異常なほどの短気な主人公を
フィアンセは徐々に殺人犯ではないかと疑いだす
殺人鬼と紙一重と疑う女の心理描写
信用が疑念に変わり
迷い、そして恐れ
 
疑いは晴れるが、時すでに遅し、、、
 
いつも、こんなだったんだろうな、この男は、、、The End
 

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PS
この映画の撮影時には
実際の夫婦であった監督と主演女優は
この映画の公開後に離婚している