フィルムノワールといえばシオドマク、、、<らせん階段>はノワール調のスリラー映画、、、ガキの頃ジャックリーンビゼットのリメイク版<らせん階段>を観ているが、当時はまったくの駄作だとの印象を持っていたが、こうして今観ればまた違った印象を持つかもしれない、、、障がい者を狙った連続殺人鬼が口のきけない家政婦を次に狙っている、その家政婦と一癖も二癖もある連中が暮らすお屋敷での一晩の話し、ほぼほぼリアルタイムで進行しているように思わせる構成が作品の成功の鍵となっている、、、
歩きながら棒(だったり杖)を鉄柵に鳴らしてゆくのはブニュエルの<エル>が印象的で、てっきりそれが元祖だと思っていたが、<エル>1956年、<らせん階段>1946年、、、10年前にシオドマクがこの映画でやっていたのだと知る、、、