たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/秒速5センチメートル

君の名は。>の約10年前に公開の作品

この作品は
数年前に人から勧められて観ていたが
風景画がキレイだという印象だけで
あまり印象深くはなかったので
もう一度見直してみることにした

イメージ 1

駅、鉄道、新宿高層ビル街、すれちがい、電車の窓越し、女子学生、高い空から鳥が降下、ロングで二人の奥に夜空、ミュージックビデオのような音楽をあてたカット割り、そして空、雲、、、、<君の名は。>と同じだ

というか、<君の名は。>が同じ

この監督が好きなこと好きな絵を繰り返し描いている
それが続けば作家性とは違う至って個人的な映像になり
次がなくなる怖さが或る

脚本が力不足なのだ
ツッコミどころも満載だ
たとえば、

中学低学年がなんで休日の夜に待合せする?
休日の昼間に約束できなかったのかな、、、

帰れなくなったのなら事情説明して泊めてあげればいいのに
あろうことか、空き家(小屋)で一夜を過ごす、、、

手作りのお弁当を持ってくるが
休日の夜に弁当もって何処に出かければ親は問いたださなかったのか、、、

説明しろとは言わない
むしろ説明に追われる映画は好かない

でも不自然やおかしなことは
観ていて気になる
気になると集中できなくなる

ところどころ詩のようなセリフ、ポエムの世界
これも新海監督の特徴なのだろうけど
きちんと脚本が書けないからこの手法をとっていると疑う
逃げている

以前
君の名は。>の時も書いたが
この人(新海監督)は脚本はスペシャリストに任せた方が良いと思う

絵がキレイなのは最大の武器
でも、このまま同じこと続けていたら
ぜったいに観客は離れて行く(断言!)

それにしても
携帯がない時代はドラマチックだなぁ
自分の中学生の頃の感覚が蘇るような美しい作品だった、、、