スジャータっていうと
コーヒーに添えるミルクを連想するね
昔の人なら
藤山一郎が
スジャ~タスジャ~タ♪とコーラスするテレビCMを思い出すね
でも
スジャータは人の名前だね
インドの女性の名前
生死の境を行き来するような激しい苦行を続けたブッダが
苦行のみでは悟りを得ることができないと
苦行を突然止め川に飛び込むと
乳粥がミルクに置き換えられ
女性の名前を付けた商品名がスジャータなのだね
食を断つような苦行では
悟りを開く前に命を絶ってしまうからね
愚かだもんね
食は大切だよ
それに気づくのに何年も費やしたブッダを
「アホ?」と侮辱するわけにはいかないよ
やはり立派な人だからね
そんなブッダ(シッダールタ=釈迦)の物語と
それと並行して
ある僧の生まれ変わりとして
その検証の旅に出る米国人少年の
2層構造のストーリーが良くできている映画が
<リトルブッダ>
各物語のパートごとに
基調の色が振り分けられたフィルターワークで
65mmのキャメラで撮った映像を
35mmに落とし込んでいるから
さらに美しい映像を実現した
ベルトルッチの秀作
キアヌリーブスが「美しい」
「弦は張り過ぎると切れ、ゆる過ぎると音が出ない」
「魂と体は、湯飲みと茶の関係だ、たとえ湯呑(体)が割れても茶(魂)は流れ漂う」
「死は生の一部」
などなど仏教の世界観、、、
形は空、空は形、目、耳、鼻、舌、体、心、、色、音、臭い、味、感触は無 、、、色即是空