たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

キングコングVSキングコングVSキングコング

KKVSKKVSKK

歴代キングコング対決

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   1976年           1933年          2005年

歴代というと
この3本ばかりではない

スピンオフしたもの
日本を含めた世界の様々な国でも
もしくは関連作品は作られた

しかし
キングコングを代表する3本となれば
やはりこの3本となる

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ほとんどミニラのよう
オリジナル
1933年版

日本を代表するゴジラよりも
さらに20年以上前に作られた

着ぐるみ特撮に慣れ親しんでいる
ボクたち日本人には
はじめて観た
どこかコミカルに感じた

着ぐるみの方が
よほどリアルなのだ

初代ゴジラでも
ゴジラがスクリーンに初めて登場する場面では
着ぐるみではなく
人形が使われている
やはりおかしい

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                         パペットマペット

さらにその後
日本映画<キングコング対ゴジラ>では
キングコングが初めてカラーでスクリーンに登場した上
コングは着ぐるみ特撮で
変幻自在に動き廻った

はなしは戻って

リアルタイムで観ていない世代には
特撮はチャチに見えるが
でも
やはりその発想がスゴイのだ
十分驚かされた

ヒロインはフェイレイ
彼女は
エリンヒフォンシュトロハイムの<結婚行進曲>でデビューし
キングコングのヒロインに抜擢された

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その恰好でジャングル行っちゃダメでしょ

ジョンギラーミン監督作品
というか
ディノデラウンティス制作のキングコング
1976年版

機械仕掛けの巨大パーツを駆使し
その当時の特撮技術で
キングコングを再現した本気度がイイ

しかしながら特撮は
長い映画の歴史の中では
発展途上
それなりの動きになっていた

ヒロインは
キングコング女優としてデビューした
ジェシカラング

何故かジャングルの中を
薄っぺらな布を羽織って駆け巡る彼女
蚊に刺されてデング熱にかからないか心配だ

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完璧すぎる特撮

2005年版
ピータージャクソン版のキングコング

最近
インディペンデンスデーの続編のCMをよく見かけるが
TVの小さな画面で見ていても
まさにCG臭さ全開な画に
ガッカリどころか
哀しみさえ沸いてくる

CG(コンピューターグラフィックス)によって
過去の特撮では考えられない技術を手にしたはずなのに
ゲーム機の画面を見ているような
絵を見ているような
(実際ただのコンピューターで描かれた絵なのだが)
いかにもCGCGした画像で
リアルを追求しているはずのCGが
むしろリアルな画でなくなってしまっているのが
とにかく寂しい

話は飛ぶが
日本でも
ALWAYS三丁目の夕日
『日本でもこんなに立派にCGできますよ』的な売りで
本来は
あのレベルのCGを
さりげなく見せてほしいものだ

もしくは
ALWAYSの3作目の冒頭シーンのように
東京タワーの上空から
カメラが降りてくるようなシーンなら
『これならキャメラでは出来ない芸当でしょう』
まさにCGならではの真骨頂といえる

ダメCG:イイCG
監督による使われ方と
技術者の腕次第ではあるが

ピータージャクソン版のキングコングに関しては
特撮技術の集大成ともいえる

観終わった後
「これ以上何も望まない」と思うほど
満腹感に満ちていた

特撮の歴史は
キングコングの歴史とも言える

PS
とにかく
ヒロインのナオミワッツが美しい