The Shining
シャイニングのオープニングシーン
ただの空撮
だが
空撮用のウェスカムという特殊機材が
この映画で初めて使用された
それまでは
ヘリの扉を開けたまま
キャメラマンがカメラを抱えて
乗り出しながら撮影していた
が
ヘリの外側に張り出した特機に
カメラを装着固定して撮影できるようにした
また
360度カメラの方向を変えることも出来る
観客には
どうでも良いことだが
そのように
次々と新しい技術を導入する
同じように
この作品では
ステディカムが最初に使われたことでも
よく知られている
観客にとっては
ただの移動撮影に過ぎないかもしれない
が
これにより
従来の
クレーンやドリーとは違う
フレキシブルな動きが実現した
また
当時のフィルム撮影は
撮影が済むと
すぐに現像し
その後に初めて目にすることができた
が
シャイニングでは
フィルム撮影でありながら
撮影と同時に見ることができるモニターを初めて使用した
それは日本では
伊丹十三が
最初に現場に持ち込んだ(はず)
(マルサの女で?)
空撮の話に戻る
が
ブレードランナーのラストシーンには
このシャイニングで使われなかったNGシーンが使われれているのは
有名なエピソード
映画会社から
「キューブリックのNGカットだけど、よければ使っていいよ」
と
云われた
リドリースコットは狂喜したそうだ