長いこと見逃していた本作を今更ながら鑑賞、、、父親は家族を暴力と言葉で抑圧し、長男は妻子を残して飛び降り自殺、次男は見知らぬ人々を襲い無差別殺人、母親は心が壊れて施設に入る、死刑囚になった次男には死刑廃止論者の女が獄中結婚、、、凄い映画ではあるが、救いのない映画、暗すぎる、重過ぎる、胸糞が悪い、とにかく嫌な気分にさせられる映画、、、とくに父親役の三浦友和の独壇場、、、そんな家族の問題と死刑廃止論
死刑廃止論は独りよがりに思える、叫び続ければ全ての人が気持ちを変える問題ではない、被害者側が不在なのだ、人間には感情がある、、、酔った父親が考えを変える「あいつを生かしてやってくれ、生きて苦しみを与えるのだ、それが私刑よりも苦しい罰だ」、、、女を襲って父親が言う「俺が三人殺したら、俺とも結婚してくれるのか?」
食事のシーンがたびたび登場する、映画の中の食事シーンは家族の姿を映すことが多い、この映画の食事のシーンは家族団欒ではないのだ、家族が揃わない、誰かしら必ず欠けている、まさにこの映画の中の家族を描くに相応しいのが食事のシーンとなっている、、、
麻婆豆腐、ナポリタン、ちらし寿司、ピザ、ワッフル、コーラ、カップヌードル、コンビニそば、コンビニ弁当、実がなったみかんの木、、、、カナブン、レシートの裏の遺書、、、