今回のアカデミーSHOWは順当にほぼに妥当な受賞結果となったが
メイクアップ&ヘア賞、主演女優賞の選出には納得いかない!
<哀れなるものたち>は好きな映画ではあるが、
エマストーンの受賞は正当ではないと思う、派手で特殊なキャラは目を奪われがち(そういえば昨年のザホエールの主演男優賞も同じ感想だ)そのうえ人気女優が惜しげもなく再三裸体を披露し過激なSEXシーンに挑めば「熱演」と絶賛されるのだ、大雑把に見ればそれを熱演と言ってもいい、だが本当に上手く演じたのは誰かを細かく見ればそれは<落下の解剖学>ザンドラヒュラーだ、、、
メイクアップ&ヘア賞も<哀れなるものたち>だが、ウィレムデフォーの顔のメイク以外に特筆すべき点は思いつかないが、あの特殊メイクだけではとても賞に値するとは思えない、、、
何がもっとも優れていたかで賞を選ぶのではなく、ほかの要素で選ばれたものの代表としては<ゴジラ-1.0>にも言える、受賞は日本人として嬉しいが客観的に冷静に選ぶならゴジラは<ザクリエイター/創造者><GOG>に次ぐ3番手が妥当ではないだろうか、今回に関してはゴジラの長年の映画界への功労と、制作費がハリウッド値段の10分の1、20分の1といわれるコスパの良さに対する表彰だったように思える、、、
ま、本当に優れた映画や技術に対して賞を与えようとする本来の目的を逸脱しているのは今回に限ったことではなく、長いアカデミー賞の歴史で度々繰り返されてきたこと、、、ま、そういったことも含めてアカデミーSHOWなのだから、それはそれで面白いのだが、、、
以下、自分の予想と結果
作品賞
作品としては<落下の解剖学><関心領域>も良さそうだが、やはりハリウッドの賞イベントだけに決まるところで決まるのだと思う、、、とうとうやったね、ノーラン!となるか?なりそうだね、、、
『American Fiction(原題)』『落下の解剖学』『バービー』『The Holdovers(原題)』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『マエストロ:その音楽と愛と』『オッペンハイマー』『パスト ライブス/再会』『哀れなるものたち』『関心領域』
監督賞
ついにノーランがオスカーを手にする!はず、、、
ジュスティーヌ・トリエ(『落下の解剖学』)マーティン・スコセッシ(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)クリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)ヨルゴス・ランティモス(『哀れなるものたち』)ジョナサン・グレイザー(『関心領域』)
主演男優賞
ジアマッティの評判も高いが、今回はオッペンハイマーのオスカーイヤーになりそう、、、
ブラッドリー・クーパー(『マエストロ:その音楽と愛と』)コールマン・ドミンゴ(『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』)ポール・ジアマッティ(『The Holdovers(原題)』)キリアン・マーフィ(『オッペンハイマー』)ジェフリー・ライト(『American Fiction(原題)』)
主演女優賞
リリーとエマの一騎打ち、体を張ったエマか、初の先住民族系俳優の主演賞か、、、
アネット・ベニング(『ナイアド ~その決意は海を越える~』)リリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)サンドラ・フラー(『落下の解剖学』)キャリー・マリガン(『マエストロ:その音楽と愛と』)エマ・ストーン(『哀れなるものたち』)
P.S.<落下の解剖学>鑑賞後にリリーからザンドラに変更
個人的にはマークラファロが良いような気がするけど、まだ見ぬ<オッペンハイマー>のダウニーJrが評判が高いよね
スターリング・K・ブラウン(『American Fiction(原題)』)ロバート・デ・ニーロ(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)ロバート・ダウニー・Jr(『オッペンハイマー』)ライアン・ゴズリング(『バービー』)マーク・ラファロ(『哀れなるものたち』)
ひさしぶりにジョディフォスターの名前があるね、でも<ホールドオーバーズ>のランドルフの評価が高いようで、、、
エミリー・ブラント(『オッペンハイマー』)ダニエル・ブルックス(『カラーパープル』)アメリカ・フェレーラ(『バービー』)ジョディ・フォスター(『ナイアド ~その決意は海を越える~』)ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『The Holdovers(原題)』)
国際長編映画賞
そりゃ<PERFECT DAYS>に獲ってほしいが、おそらく<関心領域>、この映画は良さそう、、、
『Io capitano(原題)』『PERFECT DAYS』『雪山の絆』『The Teachers’ Lounge(英題)』『関心領域』
長編アニメーション賞
スパイダーバースシリーズの連覇か、宮崎駿に二度目の栄冠か、一騎打ち、、、
『君たちはどう生きるか』『マイ・エレメント』『ニモーナ』『ロボット・ドリームズ』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
落下VSホールドオーバーズVSパストライブスの三つ巴だが、、、
ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ(『落下の解剖学』)デヴィッド・ヘミングソン(『The Holdovers(原題)』)ブラッドリー・クーパー、ジョシュ・シンガー(『マエストロ:その音楽と愛と』)サミー・バーチ、Alex Mechanik(『May December(原題)』)セリーヌ・ソン(『パスト ライブス/再会』)
脚色賞
これまたオッペンハイマーで決まりかね、、、
コード・ジェファーソン(『American Fiction(原題)』)グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック(『バービー』)クリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)トニー・マクナマラ(『哀れなるものたち』)ジョナサン・グレイザー(『関心領域』)
撮影賞
これも?
エドワード・ラックマン(『伯爵』)ロドリゴ・プリエト(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)マシュー・リバティーク(『マエストロ:その音楽と愛と』)ホイテ・ヴァン・ホイテマ(『オッペンハイマー』)ロビー・ライアン(『哀れなるものたち』)
バービーも気になるが、、、
『バービー』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『ナポレオン』『オッペンハイマー』『哀れなるものたち』
音響賞
これも、、、
『ザ・クリエイター/創造者』『マエストロ:その音楽と愛と』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『オッペンハイマー』『関心領域』
これも、、、
ロラン・セネシャル『落下の解剖学』ケヴィン・テント『The Holdovers(原題)』セルマ・スクーンメイカー『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』ジェニファー・レイム『オッペンハイマー』ヨルゴス・マブロプサリディス『哀れなるものたち』
視覚効果賞
願望をこめて、、、
『ザ・クリエイター/創造者』『ゴジラ-1.0』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『ナポレオン』
歌曲賞
「The Fire Inside」(『フレーミングホット!チートス物語』)「I’m Just Ken」(『バービー』)「It Never Went Away」(『ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー』)「Wahzhazhe (A Song For My People)」(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)「What Was I Made For?」(『バービー』)
作曲賞
<キラーオブザフラワームーン>とも迷うが、、、
ローラ・カープマン(『American Fiction(原題)』)ジョン・ウィリアムズ(『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』)ロビー・ロバートソン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)ルドウィグ・ゴランソン(『オッペンハイマー』)イェルスキン・フェンドリックス(『哀れなるものたち』)
衣装デザイン賞
オッペンハイマーとナポレオンは予告を観てだけど、どれも甲乙つけがたい中で毛色の違う<バービー>が選ばれやすいかもしれない、、、
ジャクリーヌ・デュラン(『バービー』)ジャクリーン・ウェスト(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)ジャンティ・イェーツ、デイヴ・クロスマン(『ナポレオン』)エレン・マイロニック(『オッペンハイマー』)ホリー・ワディントン(『哀れなるものたち』)
メイクアップ&ヘアスタイリング賞
画像などの資料で比べてみて、これと思う、、、