この作品の原作ルポルタージュは読んでいる、読んだ時の衝撃は忘れられない優れた読み物だった、、、3.11、東京でテレビで見る現地の様子も恐ろしいものだけど、現場はまったく違った世界であったことがよく分かる、電気がないからテレビも観れず津波の状況をしばらく知らずにいた現地の人たちが大勢いる、海側の人たちと山側の人たちの温度差、さらに東京で光景を見るだけの人(自分もしくは全国の人たち)との肌感の違い、、、集められた遺体の安置所での話、水がないから僅かなペットボトルの水で全身を覆ったドロを落とそうとしても落とすことは出来ない、ブルーシートを敷いた体育館はみるみるうちに黒く染まる、まさにそこは戦場、、、しかし日本人は辛抱強い、目の前のひとつひとつをこなしていくため動き出す、もちろん何もできず呆然としている人もいるが責めることは出来ない、怒っても仕方ない、騒いでもしょうがない、誰のせいでもない、泣いても戻らない、悲しんでいる時間もない、、、まずは死者に対する尊厳を優先したい、、、
死体:ご遺体
生かされた:助かった