昨日も書いたけど、公開されて間もなく配信される、しかもAmazonPrimeVideoでは課金なく観られたりする、それはとても有難いことで、嬉しことなのだが、それによって観客の足はますます劇場から遠ざかるのが不安、、、それにより映画館の減少、映画離れ、映画はテレビドラマと同様のコンテンツに成り下がる、それにより茶の間向けの演出が優先され、作家性は否定され作りづらくなっていくのだろう、、、
<セックスと嘘とビデオテープ><パルプフィクション><イングリッシュペイシェント><グッドウィルハンティング><恋におちたシェイクスピア><シカゴ><キルビル><コールドマウンテン><アビエイター>数々の名作を生み、幾つものオスカーを手にしたミラマックス、その創始者であるハリウッドの風雲児として君臨したハーヴェイワインスタインのセクハラにより#Me Too運動が起きるまでを描いた作品、、、
日本でいう「フェミニスト」と欧米の「フェミニスト」は違ったニュアンスがあるようだ、、、例えれば、単なる善良なる自然保護環境保護団体とは違い、過激なグリーンピースやシーシェパードのような組織との違いのようなイメージ、、、
ヨーロッパ人は女性の身体に触り過ぎるが、米国ではそういう行為に対して厳しい、、、ジョンラスターはそれで会社を辞めました、、、
女性への性的な強要は、被害女性の心と体だけではなく職も未来も奪ってしまう、、、権力を頼りに女性を手に入れようとする男、情けない男だなぁと女性の眼は見るだろうが、ボクは笑ってしまった、ワインスタインの性癖、毎回同じプレイ、バスローブからのマッサージへのその後シャワーからのルーティンに笑う、、、そもそも女性に拒否されることは本人も重々承知の上で、嫌がる女性の姿を見て興奮し、それをどうにかモノにしようと時間をかけて攻め続け落とすのを楽しんでいるのだ、だから枕営業で寄ってくる女では面白くないのだろう、、、
主人公の2人がいい、、、<プロミシングヤングウーマン>のキャリーマリガンとエリアカザンの孫のゾーイカザン、一見可愛い顔タイプの顔立ちだけど気が強そうな人相で役柄にピッタリだ、、、監督はマリアシュラーダー、ここでも女性監督が活躍、、、
ワインスタインは顔こそ見せないが、その風貌でそれと分かるほどで笑える、、、
スコセッシはミラマックスで<アビエイター>を撮っているが、ワインスタインをとても嫌っているとのセリフも登場、、、
これにて、今年発表のアカデミー作品賞の全候補作を観賞したが自分の好みでは以下の通り
1、フェイブルマンズ
2、トップガン/マーヴェリック
3、アバター:ウェイオブウォーター
4、TAR/ター
5、イニシェリン島の精霊
6、ウーマントーキング_私たちの選択
7、逆転のトライアングル
8、西部戦線異状なし
9、エルヴィス
10、エブリシングエブリウェアエブリタイムエブリワンオールアットワンス
3.5点
ガラス隔てた内と外、立場の違いを表現する巧い演出でありショット