たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/プロミシングヤングウーマン

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女優のエメラルドフェネルの長編監督デビュー作にして

アカデミー脚本賞を受賞した<プロミシングヤングウーマン>

 

カサンドラ・トーマス(キャシー)は極めて優秀な女性で、誰もが彼女には輝かしい未来が待っていると確信していた。ところが、医学部在籍中、親友のニーナが同級生のアルにレイプされるという事件が発生した。ニーナは周囲に被害を訴えたものの、誰からも信じてもらえなかったことに絶望し、自殺してしまった。この出来事にショックを受けたキャシーは医学部を中退し、それ以来、近所の喫茶店で店員として働いていた。彼女には学生時代の明るさや覇気は最早なく、両親の元で毎日を無為に過ごしているかに見えた。

しかし、キャシーの夜の顔は昼のそれとは全く違うものだった。夜になるや、キャシーは復讐の鬼へと変貌し、女性を性欲のはけ口としか思わない男たちに制裁を加えていった。そんなある日、キャシーはかつての同級生(ライアン)と期せずして再会した。これをきっかけに、キャシーは忌まわしき過去を清算する覚悟を決めた。(Wikiより加筆転載)

 

主人公が死んだ後に復讐を果たすという映画はこれまでにもあったが

そういったオチよりも

将来を嘱望された一人の女性が全てを捨て執着する復讐心を描き

男の軽薄さを女性(監督兼脚本)に突きつけられる、、、

 

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ただね

いつも思う事なんだけど、

女性の中には危険な方向に足を踏み入れる傾向にある人がいるよね

 

警戒心が薄く、スキのある女性

そのスキにつけ込むを悪い男は

『どうなっても良い』と女が思っているサインと受け取る

 

なんでそんなにまで酔ってしまうのだろう

なんでそんな連中のそばにいるのだろう

戦場に足を踏み入れておいて「撃たれちゃったよ」と泣きを入れるようなもの

 

男は狼なのよ、気をつけなさいは、

今も昔も変わらぬ戒めの言葉

 

こういうことは、男の監督が撮ればサスペンスフルな要素に使われるだけだけど

せっかく女性監督が撮ったのだから、そこらへんの女性心理を見たかった、、、

 

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将来を約束された若い女性が

それを手放してまで遂げたいこと

「復讐」はそれに見合うほどの価値あること

 

キャリーマリガンの演技が素晴らしい

オスカーを獲ったのはフランシスマクドーマンドだったが

佇まいでは確かにそうだが

演じるということではキャリーの方が上手かったように感じる、、、

 

途中

映画<狩人の夜>のワンシーンが映し出される

その後には<狩人の夜>の曲も流れるほど監督は意識している

 

この映画のキャリーマリガンは

全女性を守る象徴としてのリリアンギッシュだったのかもしれない、、、

 

やはり、オスカー脚本賞受賞作は面白い、、、

 

3.5☺

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