ママゾンプライムでロメール特集をやっていたので、この希少な機会に観逃していた作品を観ておいた(95%の映画ファンの満足だけを追求するNETFLIXではこんな粋な配信は絶対にしない)、、、「友だちの友だちは友だち」ってセリフが頻繁に使われるけど実際は「友だちの恋人は恋人」スモールワールドで愛を分け合っているような、ちまちましたラブコメ映画、、、たいへん面白かった、、、
「タイプでない」このセリフも度々、、、これ外見の話だよね、もちろん外見に拒否反応があれば付き合うことは出来ないだろうが、フィーリングが合うとか内面的なことの方が本当は重視されるよね、、、男って、小柄な女の子が好きと言いながら、次にはスラッと背の高い女性と、そして次にはグラマラスな女性と付き合いたくなったりもする、結局外見は好みと言うより、色々なバリエーションを愉しみたいってことなんだと思うのだが、そんなこというのはボクだけ?(逆説的に本当に好きになるのは内面だという意味です)汗:
当初主人公の女の子は赤を着ていたが、男との距離が近くになると黄色に、そして青へと服の色が変わっていく、そんな変化する服の色に注目して観ると面白い、、、ラストは、過去に関係のあった者同士が同じ色(緑&青)と、ワザとらしいほどの配色で〆る、、、
話しは映画と離れるけど、こうして立て続けにロメール観ていて、ヨーロッパの人たちって恋人でもない人同士でハグハグしてチューチューして、靴のまま部屋の中歩き回り、そこに座り込んだり、ベッドの上でさえ靴をのっけ、手を洗わず食事を始め、その手でパンを手にとるような生活習慣だから、衛生観念が希薄で、清潔に対する意識が低い、、、その上マスクをするのは嫌いって言うんだから、それじゃコロナの感染は止まないね、まだ各国ごとに何万、何十万人と毎日感染者がバカみたいに増えているのも当然と言えば当然、、、それでもって、制限がかけられると大騒ぎして暴れる、どんな程度の人間なんだと呆れるけど、、、一方で、だからこういう映画も生まれるってことでもあるので、自分勝手で自由をはき違えているからこその芸術ってのもあるんだな、と考えさせられる、、、
主人公の二人が出会うシーンでの服の色
ラストでの服の配色
立ち位置を変えて過去から現在にスイッチする