公開当時のあの頃は正直言うと少し馬鹿にしていた、この映画を当時皆が言うほど熱狂してはいなかったのだ、、、が、35年以上ぶりに観てとても楽しく観れた、、、主人公が気が変わった動機が明らかでないなどいい加減なシナリオで、それでいて説明調で話しが進み、説明的なのに辻褄が合わないことも多いが、、、それでも楽しんで観られた、、、
冒頭「いつかの、どこかの」とスーパーを出し逃げの姿勢を表明していながら、リッジモントと地名は出てくるし、パトカーのフォルムも時代を感じさせいい感じだし、1930年前後の不況の時代のような街並みのようでもあるし、R&R的に言えばスタイルは50’sともいえる、、、、パトカーがレトロなのにバイクは80年代だったり、ま、どこかのいつかの時代で、そういうことはいい加減にやりますからと最初に断り書きがあるからいいけど、、、
オープニングがとても良い、、、
音楽とアクションとロマンス、、、音楽はライクーダが担当、、、
主人公トムコーディ役は一発屋?、その後の活躍はよく知らない、、、
一方敵役のウィレムデフォは息が長いね、いつ見ても根っからの悪党顔だし、、、
街のオープンセットが凄い、いつの時代もやっぱりハリウッドは凄いなぁと、、、
雨の中のキスシーンが最高!「雨キス」の名場面は沢山あるがこれも絶対に入れておきたい、、、
そして、最後に、これは完全に西部劇のフォーマットだね
バイクはそのまんまん馬だし
埋もれがちな傑作である<捨身の一撃>みたいなプロットでもあるし
だいたいこれはハワードホークスだよね
それをいかにも80年代80年代した時代丸出しの感覚で描いている、、、
今観てもガッカリ感のない
いや、ボク的には今観てこそ
やっと皆のテンションに追いついた
今観てもガッカリしない映画だった、、、