キネマ旬報の特集
今回は
90年代の邦画ベストテン
1位 月はどっちに出ている
2位 ソナチネ
2位 お引越し
4位 CURE/キュア
5位 シコふんじゃった。
5位 Shall We ダンス?
7位 トカレフ
7位 HANA-BI
7位 もののけ姫
10位 3-4×10月
10位 死んでもいい
今回は非常に意外な結果になった
1位が<月はどっちに出ている>とは、、、(ため息
公開当時は
たいへん面白く観たのだが
その後
2、3度観たときは
まったくつまらない
「今観るとガッカリ映画」といえるのだ
こういう特集になると
今の時点の評価ではなく
当時の思い入れが
結果に反映されてしまうのだろうなぁ
あと
テンにタケシが三本入っているのもスゴイよね
まさにタケシの映画監督全盛期
入っている3作品が
<あの夏、いちばん静かな海。>や<キッズリターン>でないのも
興味深い
ボクの
「90年代はずせない邦画」と
90年代の映画たち
1~10位
1 午後の遺言状
2 コキーユ/貝殻
3 LOVE LETTER
4 ソナチネ
5 櫻の園
6 無能の人
7 CURE/キュア
8 大誘拐 RAINBOW KIDS
9 愛を乞う人
10 いつかギラギラする日
11位~20位
SHALL WE ダンス?
HANA-BI
うなぎ
息子
昔なら
<LOVELETTER><ソナチネ>を
トップに選んでいただろうけど
<LOVELETTER>観返すと
公開当初の驚きが薄れ
今トップに選ぶのはキツイのだ
<コキーユ/貝殻>は
今回の投票で1票も入っていなかったようだ
なんだか嬉しい
ボクだけのいたって個人的なフェバリット
<大誘拐>
生涯観客を楽しませるエンターテインメント職人
トップは<午後の遺言状>
これを認めるには年齢を必要とするだろう
鑑賞当時なら1位には選ばなかったはず
新藤兼人も死ぬまで人の心を揺さぶる人であった
月はどっちに出ている、119、ノーライフキング、濹東綺譚、鉄道員、学校、居酒屋ゆうれい、あ、春、お引越し、東京上空いらっしゃいませ、トカレフ、もののけ姫、3-4×10月、キッズリターン、あの夏いちばん静かな海、死んでもいい、橋のない川、KAMIKAZE TAXI、棒の哀しみ、青春デンデケデケデ毛、GONIN、DEADORALIVE、ヌードの夜、全身小説家、死の棘、Helpless,八月の狂詩曲、(ハル)、39刑法第三十九条、ガメラ大怪獣空中戦、ニンゲン合格、愛の新世界、少年時代、リング、バタシ金魚、二十才の微熱、スワロウテイル、幻の光、ワンダフルライフ、打ち上げ花火下から見るか?横から見るか?、おもいでぽろぽろ、金融呪縛列島、紅の豚、バウンズKO GALS、SCORE、つぐみ、忠臣蔵外伝四谷階段、平成狸合戦ぽんぽこ、ラジオの時間、カンゾー先生、中国の鳥人、鉄拳、弾丸ランナー、PiCNic、ビリケン、不夜城、耳をすませば、LieLieLie、
P.S.
映画の観方としては
当時にタイムトリップして
価値観や空気感を考慮して観るのが
礼儀正しい鑑賞の在り方であるが
今回は80年代を振り返って現在の観方で評価するべきだと思うのだ
評価は変わって当然であり
それでも変わらないのが本当の名作であり
しかし
日本人は一度定めて一定の評価をひきづりがち
だから今の評価がなかなか出来ない
「想い出評価」「思い入れ評価」になってしまう
当時の思い入れは
自分だけのフェバリットとして胸に抱えておくだけのもので
専門家が選ぶのなら現時点での作品評価をするべきと思う
そうでなければ
当時のテンをそのまま継承すればよいことだ