「働き方改革」について問われた
自民党次期総裁候補の一人である岸田氏の発言を聞いた
「兼業、副業」の推進と言った
そもそも過労死が問題になって
「働くな」と言い出したのに
収入減という切実な問題に対する回答がそれなのだ
収入源を補うために
副業、兼業していたら労働時間は減るどころか増える可能性もある
主たる事業主の目の届かぬところで労働が行われてしまうからだ
主たる労働を終えた後に移動して
不慣れな別の仕事をするとなると
時間的にも肉体的にも精神的にもかえって負担となる
そもそも過労死を減らす目的だったのに更なる矛盾が起きてしまうし
本末転倒だ、、、
これは安倍さんがやりだしたことだけど
電通の過労死の問題で
どうしてもこうしなくてはいけない
たぶん遺族との太いつながりがあり
あまりにも早急だったし矛盾する話だし
こうするしかない事情なり
個人的な約束が成されたとしか思えないのだ
本来なら
企業に健康管理やメンタルケアの充実を推し進めれば良いはずなのに
（成果ではなく）時間で収入を得ている労働者がいることなんかに
思いを巡らせることもない
あまりにもエリート的な発想のため矛盾が起きたのだ
そんなことも判らず
平気で「兼業、副業」を口にしてしまう岸田氏に
とてもとても不安を感じる
（電通過労死で）娘を失った親の悔しさは分かるけど
その怒りが貧富の差、社会的格差をより一層拡げてしまい
人々を苦しめることになることなんか考えもしない、、、
