デビュー作で
いきなりのオスカー獲得というと
この映画の主役ジェニファージョーンズの他には
<ローマの休日>のオードリーヘプバーンと思ったけど
オードリーはそれ以前に端役でいくつか出演しているから該当しないんだね
ルイーゼライナー
しかもデビューから2年連続主演女優賞受賞
しかしこれは当時の愛人プロデューサーによってもたらされたものと言われ
あまり評価されていない
マーリーマトリン
映画の役柄と同じ聾唖者で
<愛は静けさの中に>で映画初出演ながら主演女優賞を受賞
21才での受賞は現在でも史上最年少主演女優賞記録
バーブラストライサンド
ブロードウェイで成功していた彼女の
映画初出演<ファニーガール>でのアカデミー賞受賞は
キャサリンヘプバーンと同投票数での同時受賞となり
これはアカデミー賞の歴史で初めての出来事となった
そんな具合に
映画初出演でのオスカー受賞は極稀なことだが
当時24才のジェニファージョーンズは十代の役をまったく違和感なくこなし
美しい姿を永遠にスクリーンに焼き付けた
物語は、マリア様(あの方)を見たと、そして泉が沸いたと、そしてその水を飲んだ子供の大病が完治したと、当初はバカにされていた一人の少女の言葉がやがて大勢の人達の関心を呼ぶことになるが、そんな一般の人たちとは違い、役人や神父、シスターは絶対に信じない姿勢を崩さなかったが、徐々に少女はそんな人々の信頼も得ていく、、、
上映時間は3時間近いが
まったく飽きることなく引き込まれてみてしまった
それは物語だけでなく
この作品でオスカーを受賞する撮影の美しさ
美術セットの美しさによる
主演女優賞だけでなく
11の部門でノミネートされ
4部門での受賞でも分かるように
非常に丁寧に描かれた優れた作品となっている
あまり語られることはないが、間違いなく傑作だ、、、
演者の配置
とにかく、素晴らしいオープンセット
最後まで彼女を信じなかったこの男も神に救いを求める、、、
いかにもダニエルデイルイスに似合いそうな役、、