最近の傾向なのか
候補作にまんべんに賞を配分していて
以前のように「**部門独占」みたいな圧勝が
あまり最近のアカデミー賞にはないね
また
今回は粒ぞろいの候補作群で
どの作品が受賞してもおかしくないほどレベルが高かったが
結果として今回の勝者は<パラサイト/半地下の家族>となった、、、
そんな中
本命が「予想」、大穴が自分の「推し」だったが
自分の予想と結果を振り返って感想を書いてみた、、、
作品賞_パラサイト/半地下の家族(大穴)
とうとう、こういう奇跡の瞬間が訪れたね、ハリウッド資本でない純粋なアジア映画の作品賞受賞、、、しかも外国語映画賞(国際映画賞)とのW受賞、、、大人の事情、ハリウッドの事情、アカデミーSHOWの事情の重い扉がやっと開かれた瞬間、、、そもそも70年前からアカデミー賞の歴史に名を刻んできた日本とは違い、韓国映画がアカデミー賞の92回の歴史でどんな部門でも候補になったことさえない、初登場でのいきなりの頂点、、、これは、完全なるポンジュノと韓国映画(と、たぶんロビー活動)の勝利と認めざるを得ない、、、それにしても、韓国は大盛り上がりだね、、、 おめでとう!
監督賞_ポンジュノ『パラサイト 半地下の家族』(大穴)
アジアの監督では台湾人のアンリーが二度監督賞でオスカーを手にしているが、それはハリウッドの資本であった作品、ハリウッドの資本でない作品のアジア人監督の受賞は快挙だ
主演男優賞_ホアキン・フェニックス『ジョーカー』(本命)
ほんとはね、ジョナサン・プライス『2人のローマ教皇』こそ、この賞に相応しい演技だったと思うけど、演技部門は派手さやキャラクターが重視されるからね
主演女優賞_レネー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』(本命)
ガチガチの本命の順当な受賞、最近影の薄かったレネーの 起死回生の一本
助演男優賞・・ブラッド・ピット『ワンスUATIハリウッド』(本命)
他の候補者の演技も素晴らしかったけど、ブラピの近年におけるハリウッドでの功労と本作でのキャラが出色
いつ受賞しても良いほどの実績も十分な実力者に相応しい演技での受賞だ
脚本賞_ポン・ジュノ&ハン・ジンウォン『パラサイト 半地下の家族』(対抗)
純粋に作品の面白さが他の候補作を上回った
脚色賞_タイカ・ワイティティ『ジョジョ・ラビット』(大穴)
殺伐とした作品が多い中、アカデミー賞好みの良心的な作品に票が集まった
撮影賞_ロジャー・ディーキンス『1917 命をかけた伝令』(本命)
全編ワンカット(風)な挑戦と苦労に対する御褒美
主題歌賞_(I’m Gonna) Love Me Again/ロケットマン(本命)
ほかの候補作も良い曲ばかりだが、作品の人気も含めて票が集まった
長編アニメーション賞_トイ・ストーリー4(無印)
これに関してはブーイング!ディズニーのロビー活動の成果としか考えられない !
国際長編映画賞_パラサイト 半地下の家族』韓国(本命)
順当な結果、、、
下馬評に反し<1917_命をかけた伝令>は寂しい結果に終わった、、、
日本関係では
メイクアップアーティストのカズヒロ氏が二度目のオスカー受賞
松たか子が日本人では初めてステージでパフォーマンスを披露した