ボクは
いつから村上春樹を読まなくなったんだっけ、、、
すごく好きだったのに
たしかこの「ノルウェイの森」が
それこそ社会現象的にベストセラーになったのを機に
読まなくなったはずだ、、、
近々
この映画の関係者に会う予定なので
あらためて観てみた<ノルウェイの森>
あいかわらずトランアンユン
人工的なビジュアルの世界
そこまで緑っぽい必要ないでしょ
しかも演者にも緑の照明当てすぎでしょ
って、思うけど
それがトランアンユンの世界だから
それでいいのだ
それは緑に限ったことでなく
オレンジだったり
イエローだったり
シーンごとにキーとなる色を設定して
フォトジェニックに描く
フランス育ちのセンス
センスは才能だ
癒されるねぇ
アジアンヒーリングムービー
そして、尚且つ音楽の趣味が良い
しかし
日本人の演者たちの顔が
なぜかベトナム人に見えてくるのは、ボクだけ?
監督はボクと同じ年だからね
ましてやベトナム人だから
日本の学生運動のことはよく分かってないだろうけど
ちゃんと当時現役バリバリだった人を連れてきて監修させてるから
リアルに再現されている
欠点は
登場人物に魅力がないこと
原作ではきちんと人物描写されているんだろうけど
そういう物語部分は諦めて
カッコいい画だけ撮ればいいやと
監督自らハードル下げた気がする
だから
セックスのことしか考えてない
薄っぺらな人たちの物語になってしまっている、、、
電話で会話する主人公の交互の画が
白い背景に逆行/暗い背景に順光(こっちの画はなし)
映画の設計がきちんとなされている
「あなたウソつく人でないよね」
「できるだけ、そうありたいと思っている」
「孤独が好きなの?」
「孤独が好きな人なんていないさ、無理に友達作らないだけ、そんなことしたってガッカリするだけだから」
「もし、あなたが自叙伝を書くことになったら、そのセリフ使えるよ」
主人公の口癖「もちろん、、、」