恥かしながら
この映画を知らなかった、、、スパイクリーの<25時>
わりかし最近の映画なのに
こんな傑作が埋もれているとは!
実は埋もれてなんかなく
ボクが知らないだけかもしれないが、
他にあまりないタイプの映画
独特の空気感が漂っている
そういう意味では初めて観た当時の<ドゥザライトシング>もそうだった、、、
虐待され
瀕死の状態の犬を主人公が助けるところから始まる
考えてみれば
犬は自分で飼い主を選べない
犬それぞれの人生は飼い主によって左右される
運が悪ければ劣悪な人生を歩むことになり
それは犬の運命だけど
それでももがいてどうにか切り抜けようとする
この映画の主人公と重なる
人間が犬よりも恵まれているのは
家族や恋人、友人、仲間がいること、、、
刑務所に収監されるまでの
最後の自由な一夜を主人公はどのように過ごしたか、
刑務所に入ることへの不安
恐怖を排除したい心理
逃れたい気持ちに協力しようとしる友人と見守る恋人
そして手を差し伸べる父親
主人公の部屋には
ポールニューマン主演の<暴力脱獄>のポスターが貼ってある
過酷な刑務所暮らしから自由求めて抜け出そうとするポールニューマン、、、
先日観た<マリッジストーリー>は冒頭のシークエンスが見事だったが
同じようにこの映画ではラストのシークエンスが見事だ