有名な監督たちの全ての作品を観るっていうのは物理的にも難しいけど
それでも好きな監督なら全ての作品は観たいよね
それなりに著名な監督ならば
好き嫌いを抜きにしても「10本は観ておこう」と心掛けているつもりだが
ときとして重要な作品を観落すこともある
スパイクリーの<シーズガッタハブイット>
見逃していた、、、不覚
こりゃ、いい、
名作とか傑作に値する本物の映画
<ドゥザライトシング>以前にこんないい映画を撮っていたんだね、、、
物語
ブルックリン。自由な考え方をもった魅力的な黒人女性ノーラ(トレイシー・カミラ・ジョーンズ)には、3人の恋人がいる。彼女の個性そのものを理解しているジェイミー(レッドモンド・ヒックス)、自分の名を金のネックレスにして身につけている若者マーズ(スパイク・リー)、黒人のヤッピーでモデルをしているグリアー(ジョン・C・テレル)の3人だ。それに、もう1人、ノーラをレズビアンへの道に誘おうとしているオパル(レイ・ドーウェル)ともつき合っている。ノーラが風邪をひいて寝込んでいる時、オパルとジェイミーが見舞いにやって来るが、あまりにノーラにかまうオパルを見て、ジェイミーが嫉妬する。ある日、グリアーに病気だと言われたノーラは、カウンセリングに通い治療を受けたりするが、結局、正常と判断され、自信をもって、また彼女の生活をエンジョイするようになる。感謝祭のディナーに彼女は3人を招待し、彼らを同席させるが、グリアーが怒って席を立った。次の朝、ジェイミーが新しい恋人ができたことを打ち明け、ノーラの決断をせまる。そんなある日、訪ねて来たオパルを帰してしまい、夜1人きりになり寂しくなったノーラは、突然ジェイミーを呼び出す。彼女の勝手さにあきれながら、ノーラのところにやって来たジェイミーは、やりきれなくなって彼女を責める。そんなジェイミーの態度にショックを受けたノーラは、急に思いたって昔のルームメイトのところを訪れ、悩みを打ち明けた。ある決意をしたノーラは、グリアーとマーズをそれぞれブルックリン・ブリッジのたもとに呼び出し、別れを告げ、最後にジェイミーを訪れた。(MovieWalkerより)
白人は一切登場しない
人種に関係ないテーマだから
あえて人種差別に及ぶ要素は進行の邪魔でしかないからだ
黒人女性に限定しない
人種を越えた人間すべてに関する「愛」と「性」の事柄
SEX依存の女性とそれを取り巻く3人の男と1人の女のはなし、、、
カサヴェテスの<アメリカの影>と
ウディアレンの<マンハッタン>を合わせたような
美しい画の数々
画の良さと共に
音楽が抜群にいい
ジャジーな旋律が美しいショットを更に際立たせる
<オズの魔法使>のオマージュだね
靴のかかとをならして「おうちが一番」と唱えると
ドロシーの希みは叶う
<オズの魔法使>でも
現実のモノクロパートが夢の中ではカラーで表現されるが
この作品でも引用される、、、
なにも言わない
それぞれのショットを見るだけで
この映画の良さは伝わるはずの、埋もれがちな傑作、、、