「欲求に理由を求めるのはバカげている」
男でもスカートが履きたければ履く
「なんで履きたいの?」と問われても
気持ちや感情の問題を答えるのは難しい、、、
スカートが履きたい!
エアギターの大会でチャンピオンになりたい!
バーちゃんの作った餃子が食べたい!
そんなことに「なんで?」と、理由を求めのは野暮、、、
お気に入りのブロガーさんのどなたかが(失礼、失念)
この作品を褒めていたので
まったく知らなかったこの作品を観ることにした
外国が舞台の純日本映画
言葉の通じない
純日本人のバーちゃんと
見てくれも言葉も米国人な孫たちが
同じ屋根の下で暮らし、
バーちゃんはトイレから出るたび溜息をつき
会話が出来ない以上に謎めいた存在だ、、、
長男は引きこもりながら天才ピアニストで
自分のためにスカートを縫い
自分のために「ため息」を演奏する、、、
長女は恋をし、失恋し、
そしてエアギターのチャンピオンを目指す、、、
次男は研究所で働きながら
3000ドルのロボットフィギュアを欲しがり
3000ドルの車の事故の弁償を求められ
3000ドルのDNA鑑定をし
火災保険で得た3000ドルで
バーちゃんのために3000ドルでウォシュレットを買う、、、
映画の中の食事や料理のシーンは
極めて重要で、物語に効果を生むね
テイクアウトした寿司には手を出さず
自分で料理した餃子を孫たちに振舞い
皆で手伝って
また皆で食べる
心の通じ合うのに
言葉もいらない
みんなで一緒に食べる美味しい料理があれば
舌や胃袋だけでなく
心も満たされる
非常にモッタリ、ユッタリした
この映画のペースが非常にいいね、、、