いつも考える
「普通」ってなんだろう、、、
ボクは「ユニーク」な人が好きだから
「普通でない」ってことは
「みんなと違う」ってことは
それは、むしろ、スゴイことじゃーん!と思うのです、、、
お話は
皆さんが想像する通りの、お約束通りのストーリー
先天的な数々の障害をもって生まれたために30回以上の手術を経て、今の歪んだ顔を持つ少年の苦労と苦悩と周囲の人々の話し、、、
想像通りのストーリーだけど
描き方がいいんだよね
主人公の彼だけにフォーカスするのではなく
時系列を戻りながら
彼の周囲の人たちを描くことに時間を割いているんだよね
この構成が非常に良い
脚本が巧い
実は
うちの次男の顔には
生まれながらに大きなアザがある
誰にでも
身体の何処かにアザ(シミ)があるとも聞いたことがあるけど
よりによって顔に
しかも大きくある
それでなくても
大人しく消極的な子供だったから
次男が小さな頃は
妻は学校から帰ってきた次男の顔色を
いつもうかがっていた
学校は楽しかったかな?
イヤなことはなかったかな?
いじめられてはないか? と、
普段一緒にいる人なら
見慣れたアザなんて目にも入らなくなるし
本人も気にすることもないだろう
しかし
やはり初対面の人は
そのアザが目に留まるし、
本人もその初対面の人に対しては
どうしても下を向いてしまう
本人が意識していなくても
そんな習性が身に着いてしまっている
この映画の主人公の子と同じように、、、
妻は次男が小さな時こうやって声をかけていた
「気になるなら、高校生くらいになったら手術でとってあげるけど、今は手術は危険だから出来ない、でもね、あなたのアザは印だから、誰とも違う、ママがすぐに貴方だと分かるシンボルなんだから、それがあることを嫌いにならないで」と、
次男が高校に入学する際
妻はまた次男に尋ねた
「手術して、アザ取る?」
「いや、べつにいいんじゃない、これも含めてボクだから」
次男はそう答えた、、、
この映画にはこんなシーンがあった
向こう側に「NOW」と書かれたグラスに水を注ぐと
光に屈折して文字が逆さまに入れ替わり、、、「WON」
3☺