たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

ボクの街はホームレス町会、、、

町会費、町会退会についての記事


うちの町会は
その活動拠点もない
「ホームレス」町会だ

それでも
タワービル内の貸会議室を借りて
毎月の会合は出来る

一番の心配なのは
お祭りの神酒所が設営できず
いずれお祭りが出来なくなってしまうのではないかということ

都会の真ん中
ビルの林立する街の1階に
町会の場所を持つのは大変なことなのだ

今は
お祭りの時だけ
1階を車庫にしている建物にお願いして
その数日だけ借りて神酒所を造っている

それも
じきに借りられなくなりそうだ、、、

以前
区役所の担当部署に
ホームレス町会」の話をして
場所を与えてほしいとお願いしたことがあるが
良い返事がもらえなかった

それなら「町会がなくなっても良いのか?」と尋ねると
「それは困る」のだそうだ

どこか町会内に土地を見つけて
購入するしかないが
そんな手ごろな土地はないし
あったとしても
20~30坪で数億円はするだろう
町会で買えるわけがない、、、

先日
区長選挙があったのだが
告示日前に区長が珍しく町内会の集まりに顔を出した

ケーブルテレビを引き連れ町内会を訪問し
区民とフェーストゥーフェースな区長を
アピールするのが目的とすぐに理解できた

ニコニコ愛想を振りまく区長に
ボクは近寄り

「区長のお陰で、この街も立派なビルが建ち並んで
それはそれは素晴らしいことなんですけど、
その代わりに私たちの町会会館も立ち退きにあい
その後は代替え地もなく
今ではホームレス町会なんですよ
そのうち神酒所も設営できなくなり
お祭りも出来なくなり
町会そのものの存続も危ないですよ」

そこで
町会のあるオッサンが
「たっふぃーさん、区長に失礼ですよ、クレームなんて!」と止めに入る

「は?クレーム?冗談じゃない!
苦情言ってるんじゃないんですよ、お願いしているんです、
区民の声をホームレスな町会の声を直に区長に聞いてもらってるんですよ」

区長は渋い表情で
「考えます」とだけ答えて、逃げて行った、、、

どっちかというと
ボクは祭りも好きではないし
町会活動もめんどくさい

ただね
祭りの好きな町会の人たちから
祭りを奪ってしまうことになるのが可哀想なだけ

そもそも町内会なんて
たいへんなだけで良いこともない

新しい居住者に
町会費をお願いに回った人が
悪人扱いで
説教されたなんて話はよく耳にする

「ボランティアでやってるのに本当イヤになるよ」とか
「正直な話し、町会費なんて金はいらないから人的な協力してほしいよ」とか
「そういう人たちに限って、子供連れて祭りに顔出し、お菓子だけ貰いに来る」とか
「きっと、震災でも起きれば権利だけ主張して、仕方なく私たち町会が色々と世話をすることだろう」と

町会の人たちは悲しい顔で、そんなことを言うのだ、、、

そもそも
町会って戦争を機に組織されたんだよね

有事には
非常に合理的で効率の良い組織体系なんだよね

でもね、
暮らす人たちが個人主義になり
権利ばかりを主張し
自己中心的で
そこに暮らす「町」という括りを重視しなくなってきたから

高齢化もあり
これからはその存在じたいが危ういよ、、、

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