73年に公開された<燃えよドラゴン>により
世界中でカンフーブームが沸き起こり
71年制作のこの作品も「ドラゴン」にあやかって
<片腕ドラゴン>として日本で公開される運びとなった
今作の主演・監督ジミーウォングは
ブルースリーでさえ頭が上がらない
香港カンフー映画界のドン
世界中でカンフーがブームになる以前から
香港ではカンフーと言えばジミーウォングだった
いきなりタイトルバックの音楽がいいね~
あまりにカッチョイイ曲だからって
著作権無視して堂々とテーマ曲に使用しちゃうところが
いかにも70年代らしく中華圏らしく、大らかで笑える
とにかく一事が万事そんな調子だから
現代の日本人が観たら兎に角「笑える」
香港映画、香港カンフー映画界のトップランカーでありながら
武術ベタ、っていうか運動音痴、というか、殺陣がひどい、メチャクチャ下手
今の感覚で見ると動きが恐ろしくスロー
武術の素人なことは一目瞭然
オレの方が絶対に上手くできそう、、、
ブルースリー以前とはいえ
子供向けテレビのヒーローものの方が数段上を行っている
これを観ると
ブルースリーの偉大さが再確認できる
でもね、アクションとか撮り方は色々アイデアがあって
なかなか宜しい才能の持ち主
なにしろ
たかが側転でさえスローモーションで撮っちゃう感覚
おもろーーーー!
だからね
この映画はギャクとして観よう!
カンフー映画として観てはいけない!
そうすると
くだらないコントよりも、かなり面白い作品だ
ストーリーは
主人公と敵対する道場がアジア中の武術の達人を集め、主人公をやっつけようとする話し、柔道、空手、テコンドー、ムエタイ、そして何故かヨガ、、、
100はツッコミできる
ぜったいに観るべき笑えるカンフーアクション映画!
とは、いっても、
スタッフ&キャスト陣は、いたって真剣に撮りました、、、一応、誤解のなきように
1.5☺