昔観たつもりでいたが
恥ずかしながら初めて観たようだ
二十歳にもならない少年兵たちの
音楽隊
銃は持ったことがない
人を撃ったこともない
楽器だけで戦場を行く
さながら
「戦場のブラスバンド」
ある意味
ハクソーリッジの音楽版
ジャジーでミュージカルで
音楽と音とリズムで
戦場を満たすが
やがて銃声が戦場を支配する
ヤワな映画ではないのだ
韓国人と思われる慰安婦と隊長の恋も含め
その慰安婦が童貞の少年兵たちを
その経験なし死ぬのは可哀想だと
ひとりづつ相手をする
アクションといっても
ドンパチだけでなく
躍動する動きがいい
戦争活劇ではあるが
娯楽ではない
名古屋章がいいね
もちろん岡本組の連中皆がいい
昔
中国戦線で兵隊として生き延びた人から聞いた話
言っていたとおりの光景が
この映画に映されていた
中国のゲリラ戦法
大金を数えてばかりいる慰安婦
あの国で言われているような扱いはされていなかった彼女たち
ま、それはいい
戦争映画の傑作だ