黒澤の<羅生門>と
小津の<浮草>は
宮川一夫の作品と言われることがある
黒澤自身
「羅生門は自分の作品ではない」とまで
呟いたほどだ
映画史上もっとも優れた撮影監督のひとり
ストラーロの作品だとも
言えるかもしれない
次々と差し出される
1枚1枚のカットに
目を見張り
心が奪われる
解り易い画像が
見つからなかったが
たとえば
このシーン
室内の
淡いペールピンクの画調
と
室外の
冷たく主張するブルー
相反する色調が
ぶつかり合っていながら
調和する
美しさ
いくらでも
綺麗な画像がある中
印象的な濃淡の組み合わせ
逆に
外から内の対比
そして
とにかく
肌の色調が美しい