大好きな<オズの魔法使>の前日譚を描いたミュージカル仕立ての本作だが、2編の構成になっていて、すでに続編<ウイキッド_永遠の約束>の11月の公開が決まっている(日本では来年3月)、、、
物語は「西の悪い魔女」の父親はオズの魔法使のようだが、母親が浮気する際に男から緑色の飲み物を勧められて、主人公は緑色の肌で生まれ育つ、「緑色」ってのはシュレックその他数々の物語や映画のとおり「怪物」のイメージなんだよね、そうする意味も含めて実際は魔法の使えないオズが仕組んだ企てで、こうなるとオリジナルのイメージからかけ離れてしまってオズの魔法使ファンとしては受け止め難い気持ちもするが、ま、これはこれとして観て行くしかないね、、、
さまざまなキャラクターが全体的にディズニーっぽい、ま、それはいいが、オリジナルのイマジネーション力、デザイン力に挑んだのが本作の見どころだね、まるで手塚治虫がデザインしたかのような列車のデザインに目を奪われる、大学のキャンパス、図書館の独創的なプロダクッションデザイン(でも本を乱暴に扱ってはいけない)など、すべてのセットが素晴らしく、いかにもハリウッドらしい、、、
悪者に仕立てられた主人公の今後と、緑とは対照的に常にピンクの親友との友情と、青のイメージの男との関係など、この先を早く観たいと思える展開で本作は幕を閉じた、、、
3.5点