たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/悦楽

原作「棺の中の悦楽」を
大島渚が映画化した
<悦楽>


山田風太郎ファンの
うちの次男の話では
原作では7ツのエピソードから構成されているが
本編では少しエピソード削って成っている
面白そうなので
是非とも原作を読んでみたい


殺人犯の弱みを握った横領犯が
刑に服する間
殺人犯に3000万の金を預ける
(当時の3000万だから3億円超えか)

ところが
想いを寄せる女性が結婚してしまい
絶望のあまり
死を意識する男

そもそも
殺人を犯したのも
その女のためにしたこと
それなのに女は
他の男と結婚してしまった

男は
横領犯が出所したら死のうと決め
3000万円に手を付ける


男の願望
女の悪意

女のズルさ
男のバカさ

男の優しさ
女の優しさ

男は
金を使い果たしながらも
女を知っていく

途中
海に身投げするシーンでは
白とグレーの海の色に
女の白い服/男のグレーの服を
組み合わせる
などなど

細部も凝って
なかなか良い画が撮れている

P.S.
愛のコリーダほどではない
ほどほどのエロさが丁度いい感じだ