と
吉田喜重監督
<秋津温泉>
映画遺産として残したいほどの
美しい映画であるのに
あまり語られることがない作品
とにかく
溜息をつくほど
ゾクッとするほど
1ショット1ショット
隅から隅まで
考えつくされ
丁寧に
キチンと撮られた作品
<花様年華>の
ウォンカーウァイなんかも
影響受けてるのではないだろうか?
どうして
最近の映画は
このように
一球入魂のように
1ショットごとに
魂を入れて撮らないのかと
残念でならない
もしも
映画や映像の世界を志す若者がいたら
ぜったいに観なくてはならない
埋もれがちな傑作だ
生きる希望を失った青年が辿り着いた先で
命を吹き込んでくれた女性
その女性が
生きる希望を失っていく姿