今年は東京国際映画祭よりも東京フィルメックスの方が良い作品が集まっていたと、両映画祭で20作品以上観た次男が言っていた(それでもコンペ以外の<洞窟>という作品が最も素晴らしかったそうだ)が、その東京フィルメックスでは「最優秀作品賞」と「学生審査員賞」の2冠を受賞したのがジョージアとドイツの合作作品<見上げた空に何が見える?>だ、なんか日本映画のタイトルのようでもあるが、なかなかタイトルをつけるにも難しいタイプの映画だ、、、
男と女
犬たち
子供たち
サッカーワールドカップ、そしてメッシ
画と音楽が弾んでいる感覚
音楽の充て方がメチャクチャ巧い、、、
ドイツ、ジョージア / 2021 / 150分
監督:アレクサンドレ・コベリゼ( Alexandre KOBERIDZE )
街で偶然出会い、一目で恋に落ちたリザとギオルギ。しかし彼らの外見は、不思議な力によって翌日に完全に別人になってしまう……。ジョージアの俊英アレクサンドレ・コベリゼの遊び心溢れる長編第2作。ベルリン映画祭コンペティション部門で上映された。
最初、観始めから十数分は、『これ150分見させられるのかよ、つらいな』とも正直思ったが、突然監督が「観客の皆さん目を閉じてください」と訴えて、素直なボクは目を閉じたのだけど、そこから俄然スクリーンに釘付けになり、片手に持っていたウィスキーが旨くなった、次のシーン、次のショットがどんなのがくるのかワクワクするのだ、、、
セリフが少なく
その分ナレーションがかぶさってくる(監督がナレーターらしい)
1ショット1ショット全てのショットが
一球入魂のように
とても丁寧に撮られている
それでいて
ハイスピードなど無縁のように油断していたら
意表を突いてきたり
これがキャリアの浅い新人監督とは
末恐ろしい監督がまた一人登場してきたもんだ
アレクサンドレコベリゼ、しっかりと覚えておこう、、、
4☺
ちなみにこれが6000回目の記事となった、、、